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8th Edition
今、世界中で近視の人口が増加している。知っての通り、近視とは近くは視えるが遠くは視えにくい症状のことを言う。
それは皮肉にも、目先の利益を優先し、犠牲を置き去りにしながらひたすら経済発展を目指した結果、社会を分断し自然環境を瀕死の状態にしてしまったこの世界の実状と酷似しているのではないだろうか。
そして今、ウィルスという目に見えない恐怖が世界中を席巻し、グローバルな時代に自国だけでは対処できず、世界が団結しなければ解決できない切迫した問題に直面している。
「VISION」は目に見えるものだけでなく、想像して見るものも意味する。世界は、この異例の2020年にいったいどんな未来の「VISION」を見るのだろうか。
KYOTOGRAPHIE 2020では、多様な視点によって作られたさまざまな「VISION」を集めた。世界を変えるには、まず自分たちの「VISION」を変えなければならない。個人の「意識」の集合体こそがこの世界なのだから。
一人一人が世界の問題を「他人ごと」でなく「自分ごと」として考えることができたとき、世界は必ず変わる。
Let’s share our VISION!
KYOTOGRAPHIE 共同創設者/共同代表
ルシール・レイボーズ & 仲西 祐介