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KYOTOGRAPHIE
International Portfolio Review 2020

KYOTOGRAPHIEインターナショナル・ポートフォリオレビュー2020の開催に際し、コロナウイルス感染症拡大の予防を考慮し、オンラインでの開催など様々な可能性を模索いたしました。
しかし例年のように実物の作品と対峙しながら対面して実施するような機会を捻出することは難しく、検討を重ねた結果、誠に残念ながら本年度は見送らせていただくこととなりました。
開催を楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございません。
すでにお申し込みいただいた方には、個別にご連絡させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解・ご協力賜りますようお願い申し上げます。
来年は再び開催できることを願っており、皆様からのご応募をお待ちしております。
KYOTOGRAPHIEは今後も若手アーティストの支援に努めて参りますので、引き続きご注目ください。
(2020年8月21日)

今年で第6回目となるインターナショナル・ポートフォリオレビューは、写真業界のプロフェッショナルと写真家たちの出会いの場です。キュレーターやギャラリスト、フォトフェスティバルのディレクターや写真集の編集者など、国内外の写真業界の第一人者たちが一同に集い、さらに国内現代アート業界からもレビュアーを招聘。多様化する写真の表現に対応した機会を作ります。
昨年は、3日間で10カ国から36人のレビュアー、8カ国から96人の写真家が参加。参加者たちは、世界的なアワードの受賞、TOKYOGRAPHIEや欧州のギャラリー、特にPHotoESPAÑAでの展示参画やフランスでの写真集の販路獲得など、着実にチャンスを掴んでいます。世界のスペシャリストたちとの出会いは、見識が広がる、自己の新たな一面を見出すなど、今後の制作活動に有益な何かを得られる機会となるでしょう。

飛躍を目指す写真家、変化を求めている写真家にとって、またとない機会になることを願っています。 プロフェッショナルかアマチュアか、国籍、年齢など、一切問いません。みなさんの参加をお待ちしています。

レビューについて

一対一で行われる20分間のレビューと10分間のインターバルとで構成されます。応募時に提出された作品を審査の上、応募者の希望を元にKYOTOGRAPHIEが推薦するレビュアーが割り当てられます(3レビューを希望した場合は最低1人、5レビューを希望した場合は最低2人のレビュアーが割り当てられます)。なお、レビュアーによってレビュー数が異なります。最善は尽くしますが、すべてのご希望にはお応えできないことを予めご了承ください。

ニコラ・ジムネ © 2019 Naoyuki Ogino
ムーナ・メクアール © 2019 Naoyuki Ogino
ロンロン+インリ © 2019 Naoyuki Ogino

CROSSING – ポートフォリオレビュー & KG+パーティー

ポートフォリオレビュー最終日の夜を飾るアフターパーティー。サテライトイベントKG+のオープニングパーティーも兼ねており、毎年大変な賑わいを見せます。このパーティーでは、Portfolio Review Award 2020ならびにReviewer’s Pickの発表、そしてKG+Award 2020 グランプリが発表され、写真家たちの新たなステージの幕開けを見ることができます。ポートフォリオレビュー参加者、レビュアー、フェスティバル出展作家、KG+出展作家、KYOTOGRAPHIEオーガナイザーなど写真に関わるあらゆる人々が繋がり、交流の連鎖を広げていく、そんな高揚感溢れるパーティーにぜひお越しください。
Portfolio Review Award 2020の賞品詳細については後日発表いたします。

CROSSINGパーティーの様子 ©2019 Naoyuki Ogino

PORTFOLIO WALKについて

レビュー3日目終了後、CROSSING の時間内に行われるイベントです。レビュー参加者かつ希望者の中からさらに20名程度を抽選にて選び出します。パーティー会場そばのブースで、パーティーに集まる様々な写真関係者に持参したポートフォリオを見せることができます。レビュアーや他の写真家、KG+出展作家やKYOTOGRAPHIE 出展作家など、第一線で活躍する参加者と意見交換をしましょう。
※参加費はレビュー参加費に含まれます。

PORTFOLIO WALKの様子

Reviewer

Summary

基本情報
日時 2020.4.17(金) – 19(日) | 10:00 – 17:30
参加費 3レビュー: ¥30,000(税込/KYOTOGRAPHIEパスポートチケット付き)
5レビュー: ¥40,000(税込/KYOTOGRAPHIEパスポートチケット付き)
学割 3レビュー: ¥20,000(税込/KYOTOGRAPHIEパスポートチケット付き)
学割 5レビュー: ¥30,000(税込/KYOTOGRAPHIEパスポートチケット付き)
※1レビューあたり20分
会場 ハイアットリージェンシー京都
応募締切 2020.3.10(火)23:59(日本時間)

CROSSING
ポートフォリオレビューアフターパーティー & KG+オープニングパーティー
日時 2019.4.19(日) 19:00 – 21:00
(18:30 受付開始)
※時間は多少変動する可能性があります。
参加費 2000円(2ドリンク付き)
会場 ハイアットリージェンシー京都
アクセス

ハイアット リージェンシー京都
〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2
JR京都駅から約1km (タクシーで約5分)、京阪七条駅から約600m、駐車場有り

  • ※ポートフォリオレビューに関する問い合わせは portfolio.review@kyotographie.jp まで。
  • ※会場へのお電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
サイモン・ベーカー
Simon Baker
ヨーロッパ写真美術館 館長
言語:英語

2018年5月よりヨーロッパ写真美術館(パリ)の館長を務める。以前はテート・モダン(ロンドン)のインターナショナル・アート部門、写真部門のシニアキュレーターとして、「Don McCullin」(テート・ブリテン、2019年)、「Shape of Light」(テート・モダン、2018年)、「Performing for the Camera」(テート・モダン、2016年)、「Conflict, Time, Photography」(テート・モダン、2014年)、「ウィリアム・クライン+森山大道」(テート・モダン、2012年)などの展覧会をキュレーション。ヨーロッパ写真美術館にて最初に手がけるのは、2019年3月から始まるココ・キャピタン展「Busy Living」とレン・ハン展「Love」である。美術史の博士号を持ち、2004年から2009年にはノッティンガム大学で美術史の准教授を務めた。ジョージ・コンド『Painting Reconfigured』(テームズ&ハドソン、2015年)など、美術史に関する書籍を広く出版している。最近出版した写真に関する書籍には、ココ・キャピタン、アントニー・ケアンズ、片山真理、マヤ・ロシャについての書評などがある。

深井佐和子
Sawako Fukai
アート・コーディネーター/キュレーター/エディター
言語:日本語・英語

1981年東京生まれ。上智大学文学部英文学科卒。2008年-2018年まで東京の現代写真ギャラリーG/P gallery、及びartbeat publishersのエディターを務めたのち独立。2014〜18年までロンドン及びアムステルダムに滞在し、現在は東京を拠点に、展覧会コーディネート、アーティストサポートなど主にヨーロッパと日本をつなぐ様々なプロジェクトに従事。また翻訳者・編集者としても活動し、『写真は魔術』(C .コットン 著・光村推古書院、2015年)日本語版翻訳を手がけたほか、『花椿』(資生堂)『IMA magazine』(株式会社アマナ)などのメディアでコントリビューティング・エディター、コーディネーターを務めるほか、現在はTokyo Photogrpahic Researchプロジェクトのプロデューサーを務めている。

片岡 英子
Hideko Kataoka
ニューズウィーク日本版フォトディレクター
言語:日本語・英語

2001年から現職。
2004年にフォトストーリーで世界を伝える連載「Picture Power」を新設、通算750回を越え今年16年目を迎える。2014年には写真集「Ten Years of Picture Power 写真の力」を出版した。
2010、14年世界報道写真コンテスト(オランダ)の最終審査員、2012年写真集「A Day in the World」(米、スウェーデン、スペインなど6カ国)共同編集などをはじめ、多くの海外コンテストやプロジェクトに携わり、FotoFest(米)やVisa pour l'Image(仏)などのポートフォリオ・レビューにも招聘されている。
東京工芸大学芸術学部非常勤講師。

佐藤正子
Masako Sato
キュレーター、写真展企画制作
言語:日本語・英語・フランス語

上智大学文学部新聞学科卒業。PPS通信社入社へ入社し、写真展の企画制作に携わる。退社後、パリへ留学。
帰国後は、フリーランスとして通訳、翻訳及び写真展の企画制作を中心に活動。
2012年、展覧会企画制作会社コンタクト設立。写真を中心主とした展覧会の企画を中心に、ロベール・ドアノーの日本国内での著作権管理、企画編集にも従事。
これまでに、ロベール・ドアノー、ジャック=アンリ・ラルティーグ、植田正治、牛腸茂雄、ソール・ライターなどの国内巡回展の企画に従事を行っている。

パスカル・ボース
Pascal Beausse
フランス国立造形芸術センター(CNAP)写真コレクション責任者
言語:英語・フランス語

美術評論家、キュレーター。パリの国立造形芸術センター(CNAP)の写真コレクション責任者。 マリア・テレサ・アルベス、ジミー・ダーラム、デビッド・ラメラ、テレサ・マルゴレス、アラン・セクラ、ブルーノ・セラロング、ジャン・リュック・ウィルモウス、王度ほか多数の作家に関するエッセイやインタビュー、カタログを執筆、出版している。 近年キュレーションを担当した展覧会に村上華子「Conception」(Rencontre d'Arles, 2019)、甲斐 扶佐義「京都詩情」(元離宮二条城、京都、2019)アンジュ・レッチア(Photo Saint Germain, Paris, 2019)、顧剣亨「15972 Sampling」 (Kyotographie, 2019) 、ヒロシマ・アート・ドキュメント(旧日本銀行、広島、2019)などがある。ヴィラ九条山の招聘レジデント(2007)。

国枝かつら
Katsura Kunieda
京都市京セラ美術館 学芸員
言語:日本語

東京都生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ現代美術理論修士課程修了。森美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、ロームシアター京都を経て現職。主な展覧会に「マルティーノ・ガンパー 100日で100脚の椅子」、「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」、「志賀理江子 ブラインドデート」(以上、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)など。また、パフォーマンスを紹介するシリーズ を同館にて企画 、「vol.01-03 塚原悠也 from contact Gonzo」「vol.04 荒木優光」を担当。

ジヨン・ウン・キム
Jeong Eun Kim
IANN編集長
言語:韓国語

2007年出版社IANNBOOKSを設立し、アジアのコンポラリーアート写真雑誌『IANN』の編集長に就任。「Seoul Photo Festival 2010」キュレーターや「Daegu Photo Biennale 2012」 チーフコーディネーターを務めるなど、写真の分野でのキュレーション活動を幅広く行う。アジアの現代写真の状況を紹介することに尽力し、多数のアート写真集を出版し続ける。現在、芸術複合スペースThe Reference(ソウル)を設立し、アジアにおける文化芸術の公的機関と民間そして非営利組織の間を繋ぐ国際パートナーシップや国際同盟を運営することに寄与している。

オサム・ジェームス・中川
Osamu James Nakagawa
写真家/写真教育者/キュレーター
言語:日本語・英語

1962年米国ニューヨーク市生まれ 。1993年、ヒューストン大学修士課程修了(写真学)。現在、インディアナ大学教授, インディアナ大学写真総合センター長、写真学科長。米国在住。1980年代より本格的に写真制作を開始し、90年代より世界各地で数多くの個展・グループ展に参加。日本とアメリカという2つの国にまたがる自身のアイデンティティを踏まえ、様々な作品を制作、発表してきた。
主な個展に蝕:Eclipse(PGI、2019)、「バンタ:沁みついた記憶」(佐喜眞美術館、銀座ニコンサロン 他、2009−2010)など。2012年「アルル国際写真祭」においてディスカバリー・アワードのノミネートを受け個展。主なグループ展に「第一回東京 国際写真ビエンナーレ」、「ミディアローグ」(東京都写真美術館、1995、1998)、「コモン・グラウンド」(コーコラン美術館、2004)、「ノーダーリヒト・ フォトフェスティバル」 (フライズ美術館、2010)、「アフター・フォトショップ」(メトロ ポリタン美術館、2012)、「戦争/写真」(ヒューストン美術館他、2012)など。主な受賞歴に第一回東京国際写真ビエンナーレ第2位(1995)、 グッゲンハイム奨学金(2009)、第26回東川賞新人賞(2010)、さがみはら写真賞(2014)など。作品収蔵先に、メトロポリタン美術館、ジョージ・イーストマン・ハウス、コーコラン美術館、シカゴ現代写真美術館、ヒューストン美術館、東京都写真美術館 、清里フォトアートミュージアム、佐喜眞美術館など。
主な展覧会プロジェクトに、コンテンプレーション:現代日本女性写真家展、ピクチュラギャラリー;フューチャーテンス:ニューモノクロ写真、Unsettled:トレーシー・テンプルトン、ポエティックスケープ。2016 キャノン写真新世紀の審査員を務める。

フアン・ヤジ
Huang Yaji
Each Modern 主宰
言語:英語・中国語

1976年生まれ。台湾大学社会学部を卒業後、アメリカと日本現代美術と写真を学び、評論、キュレーション、翻訳の仕事を経て、學學文創(台北)、富邦講堂(台北)、光社(北京)および他の美術機関を講師として、雑誌にコラムも開きました(iweekly、上海、2014-16)(ARTCO、北京、2015-18)(Cans Asia Art News、台北、2020-)。2014年から2017年まで、中国と台湾で最も有名な写真ギャラリーであるaura gallery taipeiを運営。2018年に戦後から現代までのアートと写真の展示を中心としたEach Modern設立した。

カレン・スミス
Karen Smith
OCAT X'ianキュレーター
言語:英語

イギリス人のキュレーターであり、中国の現代美術を専門とする美術史家。1992年から中国を拠点に活動しており、現在は上海在住。中国の現代美術館グループ・OCAT Museum Groupの一つ、OCAT Xi’anの初代ディレクターを務める。近年は、2015年に設立された上海写真センター(SCoP)の展示プログラムのディレクションに携わっている。
『Art Now! Vol. 4』(タッシェン 2013年)、『Vitamin D2』(ファイドン 2012年)、『Vitamin P2』(ファイドン 2011年)をはじめとして、アーティストの作品集や展示カタログ、美術運動に関するテーマ別調査など、幅広い出版物に文章を寄稿。主な著書に『Phaidon contemporary artist series』の『Ai Weiwei』号(ファイドン 2009年)、『Nine Lives: The Birth of Avant-Garde Art in New China』(2008年)、『As Seen; Notable Artworks by Chinese Artists』シリーズ(2011年、 2013年、2015年)がある。

後藤由美
Yumi Goto
インディペンデントキュレーター
言語:日本語・英語

東京を拠点に活動するインディペンデントキュレーター。
写真に関する総合的なプロデュース、キュレーション、写真編集、出版、リサーチ、コンサルティング、教育、人材育成等にも関わる。重点テーマは、紛争、現代社会問題、人権侵害、女性問題など。これまでNGO、人道支援・人権擁護団体などの写真を使ったキャンペーンや出版、また国際的な写真賞、フォトフェスティバル、イベントの審査、ノミネーション、キュレーション及びプロデュースに多数関わる。東京墨田区に創設した写真関連の多目的な活動を行う自主運営施設リマインダーズ・フォトグラフィー・ストロングホールドの共同運営人でありキュレーター。

原久子
Hisako Hara
アートプロデューサー
言語:日本語・英語

アートプロジェクトや展覧会の企画・運営、執筆、編集、コンサルティング、文化政策などに携わる。主な展覧会共同企画に「思い出のあした」(京都市美術館、1997)、「Move on Asia」(Alternative Space Loop, ZKMほか、2002〜2018)、「六本木クロッシング2004」( 森美術館、2004)、「Between Site and Space」(トーキョーワンダーサイト渋谷、2008+ARTSPACE Sydney、2009) 、「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか、2010)ほか。
共編著『変貌する美術館』(昭和堂)ほか。専門分野は現代芸術、文化政策等、大阪電気通信大学教授。

小林美香
Mika Kobayashi
写真研究者
言語:日本語・英語

国内外の各種学校/機関で写真に京関するレクチャー、ワークショップ、展覧会を企画、雑誌に寄稿。2007-08年にAsian Cultural Councilの招聘、及び Patterson Fellow としてアメリカに滞在し、国際写真センター(ICP)及びサンフランシスコ近代美術館で日本の写真を紹介する展覧会/研究活動に従事。2010年から2019年3月まで東京国立近代美術館客員研究員、2014年から東京工芸大学非常勤講師を務める。

太田睦子
Mutsuko Ota
IMAエディトリアル・ディレクター
言語:日本語

1968年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、サントリー広報部、『マリ・クレール』編集部を経て、『エスクァイア』『GQ』などでアート、写真、文学、旅、ライフスタイル、食などのジャンルを担当。その後、フリーランス編集者として、雑誌や単行本の編集、アートプロジェクト、美術館のカタログ制作などに携わる。2012年にアート写真雑誌『IMA』を創刊。エディトリアルディレクターとして、雑誌・写真集・展覧会を手がけるほか、東京・天王洲の『IMA gallery』も運営。浅間国際フォトフェスティバルのエキシビションディレクターもつとめる。

松本知己
Tomoki Matsumoto
編集者/T&M Projectsディレクター
言語:日本語

2014年にT&M Projectsを立ち上げ、美術書や写真集などの出版・編集を手掛けている。志賀理江子、田附勝、山本昌男、山元彩香といった日本人作家をはじめ、アンデルス・ペーターセンやリン・チーペンなど国内外の作家の作品集を出版。また、出版事業のほかにも、多くのクリエイティブ案件のディレクションも手掛けている。

綾智花
Tomoka Aya
The Third Gallery Aya代表
日本芸術写真協会理事
大阪国際メディア図書館理事
言語:日本語

大阪生まれ。 1996年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。 ギャラリーは石内都展でオープンし、写真及び現代美術を取扱う。2019年はギャラリーでの展示の他、取り扱い作家、岡上淑子フォトコラージュ「沈黙の奇蹟」展を東京都庭園美術館で開催。山沢栄子が生誕120年記念「私の現代」展を西宮市大谷記念美術館、東京都写真美術館にて開催。 1997年「6Works+6Artists しごと- 作家/写真家であることを選んで」6人の作家、秋岡美帆、石内都、児玉房子、永原ゆり、松尾弘子、松本路子氏のインタビュービデオを制作。 2002年作家による雑誌「写場写場」を監修、これは2005 年に最終号を刊行。 2007年「Comical&Cynical – 韓国と日本の現代写真」を企画、翌年韓国にも巡回。

伊藤貴弘
Takahiro Ito
東京都写真美術館学芸員
言語:日本語・英語

1986年東京生まれ。武蔵野美術大学美術館・図書館を経て、2013年より東京都写真美術館に学芸員として勤務。主な企画展に「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol. 15」展、「長島有里枝 そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」展、「いま、ここにいる―平成をスクロールする 春期」展など。

太田菜穂子
Naoko Ohta
NPO 東京画 ファウンダー/チーフ・キュレーター
LOBA (Leica Oskar Barnack Award) ノミネーター
大正大学客員教授 / Espace KUU 空キュレーター
MYD Gallery キュレーター
言語:日本語・英語・フランス語

東京生まれ。東京白百合学園小・中・高校を経て、早稲田大学第一文学部に入学、同校の美術史学専攻を卒業。卒業後、ケンブリッジ(英国)に留学。ラファエロ前派の絵画と黎明期のヨーロッパ写真史をテーマに研究。 1986年、グローバルな文化交流とアート活動を目的としたプロジェクトや企画プロデュースを手がけるKLEE INCを設立。キュレーション、オペレーション、パブリッシングまでトータルなディレクションとクオリティー管理で高い評価と信頼を得る。

中村史子
Fumiko Nakamura
愛知県美術館学芸員
言語:日本語

愛知県美術館学芸員。専門は視覚文化、写真、コンテンポラリーアート。美術館で担当した主な展覧会に「魔術/美術」(2012 年)、「これからの写真」(2014 年)がある。また、美術館にて若手作家を個展形式で紹介する「APMoA Project, ARCH」を企画し、伊東宣明、飯山由貴、梅津庸一、万代洋輔を取り上げた。2017年にはタイのチェンマイにてグループ展「Play in the Flow」を企画、実施した。

大西洋
Hiroshi Onishi
株式会社shashasha、株式会社case代表取締役
言語:日本語

金融機関勤務、投資会社設立を経て2008年に美術情報誌 Articleを創刊。2012年より日本とアジアの写真集にフォーカスしたオンライン書店 shashasha.co を共同創業者としてスタート。2015年には、case publishingを設立。写真集・アートブックの出版を軸に「表現としての本」をマニュフェストとし本の新しいメディアとしての可能性を追求、精力的に活動をしている。最近の活動としては、第58回ヴェネチアビエンナーレでの日本館公式カタログの出版、Paris Photoを含め年間30箇所のBook Fairに積極的に参加している。

石田 克哉
Katsuya Ishida
MEM 主宰/ディレクター
言語:日本語・英語

1997年現代美術の画廊、MEMを大阪で設立。2010年に東京、恵比寿のNADiff A/P/A/R/T内のスペースに移転。当初80年代関西に登場した石原友明、松井智惠、森村泰昌等を中心に画廊のプログラムを展開するが徐々にそれ以降の世代も紹介、絵画、写真、ビデオ、彫刻等のメディアに取り組む国内外の現代美術家・写真家を紹介している。写真家については、大森克己、北野謙、須藤絢乃、元田敬三、アントワン・ダガタ、シャルル・フレジェを個展で紹介。加えて、戦前から戦後にかけて活動した日本近代写真史上重要な写真家や写真クラブの調査と出版、展覧会企画を手がける。MEMで開催の主な企画展として、「中山岩太展(2011)」、「丹平写真倶楽部展(2016)」、「浪華写真倶楽部展(2019)」等。企画協力をした前衛写真家の大西茂の個展をfoam写真美術館で本年6月に開催予定。パリフォトを含め海外のフェアへの参加を通じ国際的にも画廊の活動を発信する。

河内タカ
Taka Kawachi
便利堂 海外事業部ディレクター
言語:日本語・英語

高校卒業後、サンフランシスコのアートカレッジへ留学し、卒業後はニューヨークに拠点を移し、現代アートや写真のキュレーションや写真集の編集を数多く手がける。長年に渡った米国生活の後、2011年1月に帰国。アマナの写真コレクションのディレクターに就任し国内写真家に限定した写真作品を収集。2016年には自身の体験を通したアートや写真のことを綴った著書『アートの入り口(アメリカ編)』(太田出版)と続編となる『ヨーロッパ編』を刊行。2017年1月より京都便利堂の東京オフィスを拠点にして、写真の古典技法であるコロタイプの普及を目指した海外事業部に席を置き、ソール・ライターやラルティーグのポートフォリオなどを制作した。

ロンロン+インリ
RongRong+Inri
写真家
三影堂撮影芸術中心(北京・厦門)創設者
ジメイx アルル国際写真祭 発起人
言語:日本語・中国語

ロンロン(中国)&インリ(日本)は2000年から共に活動している。彼らが共に作り上げた親密な世界を写し出す作品は、伝統的なモノクロ暗室技術の境界線を押し拡げる。高い評価を得た「在富士山」(2001年)や、「六里屯/ Liulitun」(1996年ー2003年)、「妻有物語/ Tsumari Story」(2012年ー2014年)からは、彼らの人生や彼らを取り巻く環境、急速に変化する世界を見ることができる。
2007年にはロンロンとインリは北京の草場地村アート地区であるCaochangdi(草場地)に三影堂撮影芸術中心を設立。2008年に中国の新生写真家を発掘することを目的とした「三影堂撮影賞」を創設した。2010年から2012年の3年間、北京初の国際写真祭「草場地春の写真祭 アルルから北京へ」をアルル国際写真祭と共催し、2015年に開館した三影堂厦門分館で「ジメイ・アルル国際写真祭」として引き続き開催されている。
ロンロン&インリは「Sony World Photography Awards 2016」にて特別功労賞を勝ち取り、アーティストとして、またアジアの写真家に大きな影響を与える人物として注目を浴びている。

百々俊二
Shunji Dodo
写真家/奈良市写真美術館館長
言語:日本語

1947年大阪府生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業、1996年に「楽土紀伊半島」で日本写真協会年度賞を受賞。1998年にビジュアルアーツ専門学校・大阪学校長に就任。「千年楽土」で第24回伊奈信男賞(1999)、
日本写真芸術学会芸術賞(2007)、「大阪」で第23回写真の会賞、「大阪」で第27回東川賞(2011)。2015年より奈良市写真美術館館長就任。

ニコラ・ジムネ
Nicolas Jimenez
ル・モンド写真部門ディレクター
言語:英語・フランス語

ニコラ・ジムネはフランスの日刊紙ル・モンドの写真部門ディレクターである。1999年から2004年にかけては国際写真ジャーナリズムフェスティバル「Visa pour l'Image」にて勤めた。ル・モンドが写真界において重要な位置に立ち始めた2005年から国内写真部門の編集者とな理、2008年には写真部門の部長となった。ル・モンドは現在フランス語圏の報道機関における三大写真ジャーナリズム・プロデューサーの一つとして知られている。 

アンマリー・ゼゾフ
Annemarie Zethof
IBASHOギャラリー(ベルギー)共同創設者 / ディレクター
言語:英語・ドイツ語

1971年オランダ生まれ。10年間弁護士として従事したのち、写真の世界に飛び込む。フォトアカデミー・アムステルダム、サザビーズ美術カレッジにて学んだのち、マンチェスター大学にて写真の修士号を取得。六年間に及ぶロンドン生活では、ジェームズ・ハイマン・ギャラリー(ロンドン)にてインターンを経験した。その後アントワープへ移住。2015年3月、夫のマーティジン・ヴァン・ピーターソンと共に日本の写真を専門に扱うギャラリー 「IBASHO」を立ち上げる。以来、柴田敏雄、楢橋朝子、石元泰博、梶岡美穂、水谷吉法、VIVOらを含む、38の展覧会を開催してきた。また、IBASHOはパリ・フォト、フォト・ロンドン、UNSEEN (アムステルダム)、Haute Photographie (ロッテルダム・オランダ)、フォト・バーゼル、AIPAD(ニューヨーク)など数々の写真フェアにも参加。IBASHOは今年4月のパリ・フォト・ニューヨークにも参加予定。アンヌマリーはインディペンデントキュレーターとして写真のプロジェクトにも携わっており、2019年には日本博物館シーボルトハウス(ライデン・オランダ)にて「日本のヌード」と題された写真展のキュレーションを手がけた。

木ノ下智恵子
Chieko Kinoshita
アートプロデュサー、大阪大学共創機構准教授
言語:日本語

1971年生まれ、大阪市在住。神戸アートビレッジセンター美術プロデューサー、大阪大学CSCD等を経て2017年4月より現職。専門は現代芸術、文化政策、事業プロデュース等。企業とNPOとの共創拠点運営「アートエリアB1」や文化ネットワーク事業「クリエイティブ・アイランド・ラボ・中之島」などに従事。他には、NAMURA ART MEETHING実行委員、MEGA ART STORAGE KITAKAGAYAキュレーター、恵比寿映像祭オフサイト・キュレーター、岡山芸術交流パブリックプログラムディレクターなどがある。

ステファノ・シュトール
Stefano Stoll
フォトフェスティバル「Images Vevey」(スイス)ディレクター
言語:英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語

1974年スイス チューリッヒ生まれ。2008年よりスイスのヴヴェイで行われる「Images Vevey」のディレクター兼キュレーター。このビジュアルアーツのビエンナーレでは、特に屋外の記念碑的インスタレーションを作り出してきた。2年に一度、このフェスティバルは、サイトスペシフィックでかつ写真のインスタレーションを行ってきた。例えば道路や公園、建築物のファサード、博物館やギャラリーなどの壁面、さらにはジュネーブのレマン湖の湖面にさえも映し出すようなインスタレーションを行なう。シンディ・シャーマン、クリスチャン・マークレー、ハンズ・ピーター・フェルドマン、ポール・フスコ、ルネ・ブリ、リー・フリードランダー、アレックス・プラーガー、JR、森山大道、クリスチャン・ボルタンスキ、マーティン・パー、アレック・ソスなど多くのアーティストとのコラボレーションを作り出してきた。現代写真のためのオフスペース「Espace Images Vevey」や、ヨーロッパで最も長い歴史のある写真制作の助成金の一つ、「The Grand Prix Images Vevey」を運営。2019年、イタリアのキュレーターアリアナ・カタニアとのコラボレーションの元、シチリアで新しく屋外のサイトスペシフィックなジッベリーナ・ビエンナーレを開始させた。2014年のアムステルダムでの Paul Huf Award など、国際審査員や審査員長としても数多く招聘される。AICA(International Association of Art Critics)の会員であり、文化政策、視覚芸術、写真などについて執筆。2019年に『The Book of Images』 (Koenig Books London)を出版し、2008年から2018年の間にImages Veveyのプロジェクトに関わった39カ国の299名のアーティストを取り扱った視覚的経験や出来事の辞典となっている。

セバスチャン・ルイーズ
Sébastien Ruiz
Fonds de donation agnes b. 事務局長

2016年からアニエスべーのFonds de donationの事務局長となる。
セバスチャン・ルイズの務めるFonds de donationでは、アニエスべーの活動や考えをより深く伝える作品、人々の感覚に寄り添うような共通体験としてのアートを支援する。
連帯、創造、共有するということは、それぞれ密接に関わり合う事柄であり、Fonds de donationはそこに深く寄与していこうと考えている。
さらに産学連携を推し進め、現代芸術の制作の普及や、新しいアーティストの出現を奨励することを目的としている。
セバスチャン・ルイズはオルレアン大学を卒業後、タッシェン出版、シャトーの国立印刷芸術センターでの展覧会の責任者、リールのノール劇場での観客の責任​​者、ギャラリー・デュ・ジュール・アニェスbの責任者などを務めた。
2020年、パリの13区にFonds de donationの新たな拠点を創設。「La Fab」と名付けれられ、パリの中心部と繋がった文化的な制作の場となっている。

高橋瑞木
Mizuki Takahashi
CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)エグゼクティブディレクター兼チーフキュレーター
言語:日本語・英語

早稲田大学大学院、ロンドン大学東洋アフリカ学学院MAを修了後、森美術館開設準備室、水戸芸術館現代美術センターで学芸員を務め、2016年4月CHAT開設のため香港に移住。17年3月末から現職。主な国内外の企画として「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」(2009)「新次元:マンガ表現の現在」(2010)「クワイエット・アテンションズ 彼女からの出発」(2011)「高嶺格のクールジャパン」(2012)、「拡張するファッション」(2013、以上は水戸芸術館)「Ariadne`s Thread」(2016)「(In)tangible Reminiscence」(2017)「Unfolding; Fabric of Our Life」(2019、以上はCHAT)など。アジア、ヨーロッパ各地で執筆、講演活動も行なっている。

マリア・パラス
María Pallás
フォト・エスパーニャ運営統括
言語:英語・スペイン語

カルチュラルマネージャー。人文学の学位を取得したのち、2003年ナラバ大学にて写真の博士号を取得。2005年にはヴァレンシア・ポリテクニック大学にてアート&技術を学ぶ。2006年から2012年にかけてはCDAN、アート自然センター、またフエスカのベウラス財団におけるコレクションの責任者であった。2013年にはラ・ファブリカチームに加わり、2016年からフォト・エスパーニャのジェネラル・コーディネーターとして活躍。これまでにインディペンデント・キュレーターとして様々な展示のキュレーションや展示カタログの執筆などを手がけている。