フランスの写真家マリー・リエスが、夫の早逝した全盲の親友の軌跡をたどるべく、親友が生前に通っていたフランス国立盲学校の生徒たちのポートレートを撮影。日仏の盲目者コミュニティと共同で制作した「触る」写真も体感できる。
- マリー・リエス
- 1974年パリ生まれ。法律を学んだのち、アルゼンチンで2年間を過ごすなかで写真と映像への情熱が高まる。パリのゴブラン映像高等教育学校とアトリエ・ヴァランにて写真と映像を学び、フランスのFnacのフォトギャラリー部門に勤務する。 マリー・リエスの作品では子供が主題となる事が多く、子供が持つ想像力、説明しきれないほどの喜び、捉えどころのない不安など、青少年期の情景が描かれている。 彼女は写真・映像・ショートストーリーを通して、青少年期に刹那に変わりゆく個性というものを、ありありと私たちに想い出させる。初ドキュメンタリーショートフィルム「Scrums(スクラムス)」(2018)では、二人の10代のラグビー少女を追い、寓話「おやゆび姫」にインスパイアされた共著『Le jour où je serai grande(大きくなったら)』も2020年出版された。 10年にわたり国立パリ盲学校に通う盲目の生徒たちの日々を追い、共著の写真集『A Letter to Jean-Lin(ジャン=ランへの手紙)』を上梓、彼らの物語を追ったドキュメンタリーフィルム「Note for Note」も制作、KYOTOGRAPHIE2020で写真作品と併せて発表する。
- アトリエみつしま Sawa-Tadori
- 京都市北区紫野下門前町44
地下鉄烏丸線「北大路」駅から徒歩15分
市バス「大徳寺前」から徒歩5分
ふらっと対話鑑賞プログラムについて
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭とミュージアム・アクセス・ビューがマリー・リエス「二つの世界を繋ぐ橋の物語」展にて共催する少人数の対話鑑賞プログラムです。
視覚に障害がある方とない方が、2人から3人で1組となり、スタッフとおしゃべりをしながら写真に触れて鑑賞をします
*事前に申し込みをされた方には参加希望日の1週間前から前日までに確認のご連絡をします。
*小学生以下の参加者の方は大人の同伴者と共にお申し込み下さい。
- プログラム開催日時
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2020年9月22日(火)―10月18日(日)
14:00~17:00の間でお申し込み可能です。
*晴眼者(視覚に障害がない方)は視覚障害のある方からの応募状況に応じて設定された日時にご参加いただけます。詳しくは下記の「晴眼者の方のお申し込み方法」をご覧ください。
- 参加費
- マリー・リエス展の入場料(視覚障害がある方と同伴者1名様は入場無料)
- 場所
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マリー・リエス展会場 アトリエみつしま Sawa-Tadori
〒603-8215 京都府京都市北区紫野下門前町44
京都市バス「大徳寺前」下車 徒歩約5分
※事前にご連絡いただければバス停での待ち合わせも可能です。
- 晴眼者(視覚に障害がない方)のお申し込み方法
- 予約フォームからのお申し込みのご協力をお願いしています。予約フォームでは「会場の選択」を「09.ふらっと対話鑑賞」と指定してください。
- 視覚障害がある方のお申し込み方法
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メール(info@kyotographie.jp)やお電話(070-4291-3977)にて事前申し込みも受け付けます。
※当日欠席など緊急の連絡は070-4291-3977まで必ずご連絡ください。
- 新型コロナウイルス対策について
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国や京都府、京都市の指針等に基づき、感染症拡大防止対策を行っています。
入場にあたり、マスクの着用、手と肘の消毒、体温測定、来場者同士の距離の確保のご協力をお願いしています。
発熱等の風邪の症状がある方、体調がすぐれない方はご来場をお控えください。