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    新たな表現・鑑賞手法の探求

【シンポジウム】
視覚を文脈化する:
新たな表現・鑑賞手法の探求

10/10(土)16:00 - 17:00

ライブ配信
(KYOTOGRAPHIE オフィシャルSNSアカウント内:facebook, YouTube, twitter)

言語:日本語

無料

登壇者(アルファベット順)
天田万里奈(モデレーター、マリー・リエス展キュレーター)
広瀬浩二郎(国立民族学博物館 グローバル現象研究部・准教授)
光島貴之(アーティスト、アトリエみつしま Sawa-Tadori)

このシンポジウムでは、日本における目が見えない人にとっての「芸術的体験」の意味を探求します。博物館や美術館で目が見えない人が利用できる現在の選択肢は何でしょうか? KYOTOGRAPHIE 2020のマリー・リエス展を例として、展覧会の制作に携わった彼らが直面した課題、使用した方法など、展覧会の要素である触覚の芸術的形式の未来を探ります。
天田万里奈
慶應義塾大学法学部政治学科修了後、米金融機関ゴールドマン・サックス証券に務めたのち、Institut d’Études Supérieures des Artsでの修士を経て、アート企画活動を開始。自身が生活基盤を置いてきたフランス、アメリカ、日本を中心に活動。手がけた美術展に、医療従事者に捧げるパリの25人作家によるグループ展「BHT」のキュレーション・企画立案(Galerie 5 2019)、Weronika Gesicka 「What a Wonderful World」のキュレーション(KYOTOGRAPHIE&TOKYOGRAPHIE 2019)、泉太郎「PAN」(パリ、パレ・ド・トーキョー 2017)制作コーディネーション、ジョージ・ブレクト、 クリスチャン・マークレー他 グループ展「Seuils de Visibilité」(フランス国立美術館CNEAI= 2016)のキュレーションなどがある。KYOTOGRAPHIE 2019では運営統括としてマネージメントの指揮をとる。
広瀬浩二郎
1967年、東京都生まれ。国立民族学博物館グローバル現象研究部准教授。専門は日本宗教史・触文化論。13歳のときに失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。2001年より国立民族学博物館勤務。2013年8月から2014年3月まで、シカゴ大学の客員研究員として米国に滞在。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“さわる”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。主な単著に、『触常者として生きる』(伏流社 2020)、『さわる文化への招待』(世界思想社 2009)、『障害者の宗教民俗学』(明石書店 1997)、主な共著に『さわっておどろく!』(岩波ジュニア新書 2012)などがある。
光島貴之
1954年京都生まれ、在住。10歳ごろに失明。大谷大学文学部哲学科を卒業後、鍼灸院 開業。鍼灸を生業としながら、1992年より粘土造形を、1995年より製図用ラインテー プとカッティングシートを用いた「さわる絵画」の制作を始める。1998年、「’98 ア ートパラリンピック長野」大賞・銀賞を受賞。他作家とコラボレーションした「触角 連画」の制作や、2012年より「触覚コラージュ」といった新たな表現手法を探求して いる。2020年1月、ギャラリー兼自身の制作アトリエとなる「アトリエみつしま」を 開業。バリアへの新しいアプローチを実践する拠点となることを目指して、活動の幅 を広げている。

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